見て見ないフリをする、ウチの「策」とはこれです(認知症の母と娘の暮らし)

見て見ないフリをする、ウチの「策」とは、これです。




1.前回のお話



前回のお話では、



次の①、②、③のことについてお伝えしました。




① まず、度重なる春ちゃんの「厄介な言動」に善処するために、「ない脳みそ」をこねくり回して、なんとか3つの「独自の策」を編み出しました。




【ちなみに、3つの「独自の策」とはこれです。】


  1. 春ちゃんの「厄介な言動」を「貴重なレッスン」だと思うこと
  2. 春ちゃんの「厄介な言動」に耐えることで「自分の全ての悪事をチャラにしてもらおう」と考えること
  3. 自分の「最期」を常に意識して行動すること





② 次に、この「3つの策」を実践したら、いろいろな変化が起きました。



【ちなみに、いろいろな変化とは、以下の通りです!】

  • 目が覚めた
  • 使命感・正義感・信念を捨てた
  • 「6割でよし」ができた
  • 「見て見ないフリ」ができた
  • 関係性が良くなった
  • 動揺することが少なくなった
  • 春ちゃんをコントロールするのを止めていた
  • 口癖が増えた
  • 誰にも期待しなくなった




③ 「変化」が起きた結果、ウチは前よりもめっさクールになりました。

(それは、よかったじゃん!)というお話です。




2.で、今回のお話は!



で、今回のお話は、



このように、ウチに起きた「変化」の中で、


とりわけ、「見て見ないフリ』」ができた」


ことについて、その「策(方法)」などをくわしくお伝えしようと思います。はい。






3.「見て見ないフリ」は、難しい?



はい。


「見て見ないフリ」ってのはできそうで、実際にはなかなかできません。



ものごっつい「テクニック」がいるのです。はい。




と言うのは…


実感するのですが、できるか否かには「二人の関係性」がものすごく作用すると思うからです。




二人の関係性が良好でなんの損得がなければ、



「見て見ないフリ」をすることなどスイスイとできます。





でも、逆に、二人の関係性が良好ではなくなんらかの利害関係があると、

Parent-child quarrel


途端に「見て見ないフリ」をすることが、むちゃくちゃ難しくなるんです。







何かについけて、
否応なしに目に入り

こいつ、けしからん!
見逃すわけにはいかん!

accuse

となりますねん…。


4.ちなみに、春ちゃんとウチの場合




ちなみに、春ちゃんとウチの場合は・・・、




二人の間には、


春ちゃんの症状が進行しないように、できるだけ「キープ」しなければならないという「事情1」


肝心の春ちゃんが、めちゃくちゃなことをするという「事情2」があります。




つまりです。



これらの「2つの事情」から、



春ちゃんとウチの間には、抜き差しならぬ複雑な利害関係」があるんです。



ざっくりというと「戦い」ですねん。




相手(春ちゃん)の動向が、
否応なしに目に入ってくる状態にいます。




なので、問題行動(厄介な言動)をしている春ちゃんを「見て見ないフリ(見逃す)」をすることは、しごく難しいのです。




春ちゃんの問題行動(厄介な言動)をついつい見てしまって、ついつい感情的になることがあります。はい。




5.そやのに・・・できてしまったのはなぜ?



そうなんです。
そうなんですよっ!



そうなのに、なぜか「見て見ないフリ」ができてしまったのには、、、、、ちょっとした「策」があったのです。はい。




6.へえ、どんな「策」なん?



はい。



実は、ちょっと「思考パターン」を変えてみたんです。



7.どんな風に変えたの?



はい。


「見て見ないフリ」をするために、見るべき「対象物」を変えたんです。




もっと具体的に言うと…



「春ちゃん」を見ないで、

春ちゃんを問題行動(厄介な言動)を誘発している「きっかけ」を見る


ようにしてみたんです。


8.はっ?どういうこと?



はい。



たとえば、春ちゃんが、嘘をついてごまかそうとしているときは、



嘘をついてる「春ちゃん」を見るのではなく、


嘘をつく行動を誘発してる「きっかけ」そのものを見るようにしました。


そして、「きっかけ」を撲滅するようにしたんです。






「実際にあった話」で言うと…




以前、春ちゃんが隠れて、何度も何度も「お菓子」をコソコソ食べていたときのことです。



あからさまに量が減っているのに、それでも「食べてない!」と平気で「嘘」を言い放ったことがあったんです。



ウチは、


うそつけ!食べとったやろ!



と言いたいのをぐっと我慢して、言う代わりに、



「嘘」をつく「きっかけ」となった菓子そのもの」を見るようにしました。





そして、「お菓子」の「存在そのもの」を隠しちゃうという「強硬策」に出てやりました。




つまり、「お菓子」を
闇に葬り去ったわけやな




9.それって、逆効果じゃないの?



はい。



ウチも、最初は、


いきなり「お菓子」を隠すって、野蛮じゃない?


とは思いました。



ですが・・・、これが、春ちゃんの場合に関しては、意外と好転したのです。




と言うのは・・・!




春ちゃんはです・・・、


「お菓子」を陰に隠れて、こそこそ食べていたこと自体は悪い」ことだと認識していたからです。



だから、あからさまに「お菓子がなくなっている!」「どこに置いた?」とは言えなかったようです。



ウチに「お菓子がないことに気づくとは、どういうこと?」と、逆に突っ込まれるのは、



「さすがにマズイ!」ことだと気づいたみたいでした。はい。





もちろん、
しかるべきフォローは
しています!




隠した「お菓子」の代わりに、春ちゃんの大好きな「冷凍バナナ」を冷蔵庫に大量投入しておきました。




結果的には「大量の砂糖や添加物」などが入っている「お菓子」を排除して、「果物」をとるというずい分と「健康的な食生活」になりました。



10.こんなこともありました!





ちなみに、
こんなこともありました。



この前は、ストックしていた「ビニール袋(小サイズ)」を取り出しては、あちこちに突っ込むという、



目に余る「厄介で謎な行動」


があったのですが、



「見て見ないフリ」をして、こっそりと家中にあるあらゆる「ビニール袋」全部隠したら、



このような「厄介で謎な行動」は息をひそめました。



11.この「技」は応用できる!



実は、この「策」は、応用できます。



たとえば、発展形の「3回ルール」です。





12.「3回ルール」って?



はい。「3回ルール」とはですね。



春ちゃんの問題行動(厄介な言動)を3回に分けて考えてみる、ウチが開発した(偉そうに…)「独自のルール」です。


ざっくり言うと、春ちゃんの問題行動(厄介な言動)を見つけたら、




あらかじめ、


3回は「見て見ないフリをする」という「ルール」を決めておいて、その「ルール」をひたすら守るということです。






具体的には、次のようなものです。



問題行動1回目


まずは、問題行動(厄介な言動)をしている春ちゃんに遭遇したら、


1回目は「見て見ないフリ」をすることをあらかじめ自分の中で「ルール」として決めておきます。


その代わりに、問題行動(厄介な言動)を誘発している「きっかけ」を突き止めて「防止策」を講じます。



「きっかけ」を突き止めて、
撲滅してやるで!




問題行動2回目 


あいからず、同じ問題行動(厄介な言動)をしている春ちゃんに遭遇したら、


2回目も「見て見ないフリ」をすることをあらかじめ自分の中で「ルール」として決めておきます。


①自分が考えた「防止策」が失敗に終わっていること
②自分に「落ち度」があること


などを自覚して反省し「新たな防止策」を考えることに集中します。



げっ、あかんかったんや!

別の「防止策」を
考えなあかん!




問題行動3回目  



それでも、春ちゃんが「防止策」を攻略してきたら、



3回目も「見て見ないフリ」をすることをあらかじめ自分の中で「ルール」として決めておきます。




「見て見ないフリ」をしたら、


もうその時は、
仕方がりません。
あきらめます。





逆に「すげーな!」と感心し、ほめたたえます。



そして、これまでの一部始終の出来事を「ブログのネタ」として昇格させて、


記事を書くことに集中して、ひたすら書きまくりるのです。




すげーーー!


というように驚いたら、

  • 動揺している自分
  • 感情的になっている自分

などを認めて、それ以上大騒ぎしないように、ひたすらブログを書くことに集中して、自分の動揺や感情が落ち着くまでやり過ごします。




13.結構、これが気持ちを反らせる



たしかに、「3回ルール」には「ふざけた感」があります。



ですが、この「3回ルール」をですね…



何気なくやっていると、



自然と「自分の気持ち」を反らせることができ、結果的に「見て見ないフリ」をすることができるんです。




14.アンガーマネージメントに役立ちます。



別の言い方をすれば、アンガーマネージメントにも役立つのです。



ちなみに、アンガーマネージメントとは、怒りの感情とうまく付き合うための心理トレーニングです。


代表的なトレーニングの一つに、「怒りを感じたら、深呼吸をして6秒ぐらいやり過ごす」というものがあります。



これは、考えるに・・・


  • 問題行動(厄介な言動)を誘発してる「きっかけ」そのものを見る
  • 「3回ルール」をやってみる


ようにすると、


  • 問題行動(厄介な言動)の「きっかけ」を突き止めるだけでも、
  • その都度「3回ルール」を守ることだけでも


「6秒」ぐらいは、余裕で過ぎているからだと思います。



15.最後に、ご覧くださった方へ!



最後に、この記事をご覧くださった方へ…




日々、こんな感じで、トライアンドエラーを繰り返しながら、なんとかやってます。



この頃、投稿が滞ることが多いので、楽しみにしてくださっている方々には、大変心苦しく思っています。



本当にごめんなさい





また、面白いこと(かな?)に気づいたら、投稿します。



睡眠不足で、ただでさえ「頭」が悪いのに、さらに悪くなっている状態で書くので、本当に文章がめちゃくちゃなときがあります。




あとから読み返して、
「なんじゃーこりゃー!」
と発狂していることも、しばしばです。





本当にすみません。



気づき次第、メンテナンスして再投稿しているのでご了承いただけると嬉しいです。




こんなウチですが、これからもよろしくお願いいたします。




こんにちは。

数多くあるブログから見つけてくださって、どうもありがとうございます。

このブログは、はる(春)ちゃん(母:認知症)とウチ(私)の何気ない日々の暮らしを綴ったものです。

くすっと笑えたこと、困ったこと、ビックリしたことなどを綴っています。

懲りずに、毎回投稿してます。

よろしかったら、また、遊びにいらしてください。

ウチは、ものごっつい元気が出ます。