ウチがビックリした出来事(認知症の母と娘の暮らし)(ターニングポイント その4)

「認知症の冊子」の効果とは?(認知症の母と娘の暮らし)(その4)




こんにちは!

何かと、話がすぐに脱線してしまうウチです。


1.これまでのお話



前回のお話で、


ウチには、おっそろしい「ミーのおばあちゃん」という人物がいることをご紹介しました。


「ミーのおばあちゃん」を思い出すうちに、


つい、ウチ自身が興奮して、



話がいろいろと横道に脱線してしまいました。



Derailment


本当に申し訳ございません。

Dogeza




ちなみに、前回のお話とはこれです。






では、脱線した話を本筋に戻すために、


ここで、今一度、これまでのお話を整理(要約)しようと思います。



2.というわけで、これまでの要約




これまでのお話を整理整頓すると、次の6つに要約されます。



1.薬局で、冊子見つけたり!


春ちゃんの行きつけの「薬局」で置いてある「認知症に関する冊子」見つけました。



こんな感じのラックがありますねん。

rack




2.さりげなく情報提供したった!


ウチは「薬局」から冊子を貰って帰っては、家中に置くようにしました。


というのは「認知症」について不安や焦りを感じている春ちゃんに、


「認知症」とは何かを知って、その不安や焦りを和らげてもらいたかったからです。




情弱の春ちゃんをなんとかしたかった

People who are not good at personal computers



3.静観することにしたよ!


もちろん無理強いはせず、春ちゃんが自ら「冊子」を手にするまでじっと待ちました。



こっそり見守りましてん

People watching secretly




4.なんと、読みよった!


じっと待つこと半年、


やっと春ちゃんが「認知症に関する冊子」を手にとって、こっそり隠れて読むようになりました。



ほんまにこんな感じで、読んでました。

A person hiding in a futon and reading secretly



5.ターニングポイントかもと、喜んでいるんだよ


このような春ちゃんの行動を確認したウチは、



この「認知症に関する冊子」こそが、


2人のこれからの
「ターニングポイント」になるに
違いない!



と確信するに至りました。



機転が利かせるのが転機や!
とウチは心底思ったった!

People who are appealing


6.ウチにとったら、敵的な効果あり!


で、最近では、


さらに「劇的な効果」が見られるようになり、皆さんにお知らせしたいと思うようになりました。




こんな感じの効果です。




という話の経過でした。はい。




以上の要約で、「もうちょっと記事の内容を見てみようかな?」と、


と、と、




今、

「魔」が差したお方は、 





どうか!どうか!ぜひとも!
今すぐに、その「お気持ち」が冷めないうちに、



末尾にご紹介しております「駄記事」をご覧くださいますよう、よろしくお願いいたします。


お急ぎください。



ウチにとって、めちゃくちゃ貴重な
その、「お気持ち」が冷めないうちに



ぉねえげえ、しますだぁ!

Who is requesting



3.さて、今回のお話は!



さて、さて、今回は、


ウチを恐れさせた「ミーのおばあちゃん」

VS

ウチの母である春ちゃん


との絡み(?)のお話になります。



なんかこんな言い方すると、めっさ昼ドラの「ドロドロ臭」がしますが、



まったく、その通りっです。




その通りなんか~~~~~~い!

Surprised person



4.嫁と「姑もどき」


実は、春ちゃんが、お父さんと結婚したときには、


父方の両親(ウチの祖父と祖母)はすでに他界していました。



だから、「ミーのおばあちゃん」が代わりに、


春ちゃんの「姑のような人(姑もどき)」になったようです。


5.そやけど、めっさくそ、厳しかった




姑役を買って出た(て、言うより体よく君臨した)「ミーのおばあちゃん」は、


春ちゃんには、相当厳しかったようです。



なんでか知らんけど・・・・
春ちゃんにとったら
相当な試練やったみたい・・・

Crying person


春ちゃんは「私は田舎者やったから…」って言ってましたが、


もしも、「春ちゃんの立場」がウチやったらと思うと、耐えられません。



何と言っても、根性なしだから、間違いなく病むと思います。



今も昔も、この手の「人間関係」はほんまにえげつのぅて、厳しいです。


6.ほんで、ものごっつい「イラチ」やった



ほんで、さらに厄介なことに、



この「ミーのおばあちゃん」は、


超、超、超、
スーパー「イラチ」
(せっかち、気が短い)



でした。



これは、幼かったウチでさえも
なんとなく覚えています。




たぶん・・・

「ミーのおばあちゃん」はお嬢さま育ち(さらに長女)だったので、

「待つ」ということに慣れていなかったようです。


7.例えば・・・こんな感じ



たとえばです。


「ミーのおばあちゃん」の「イラチ」に関しては、こんなエピソードがあります。




当時ウチら家族が住んでいた所から「ミーのおばあちゃん」家までは、60キロほど離れてました。


(まあ、普通に車で行くと、約1時間くらいかかる)



何でかしらんけど、「ミーのおばあちゃん」は、


この

  • 距離感(60キロ)
  • 時間の感覚(1時間)

が、今一つ想像できなかったみたいです。


(単純に計算すると、時速60キロやね)
(計算せんでも、分かるか)





「すぐに来い!」と電話をかけたら、


10分くらいで参上しないと

すべてが気に入らないのです。



めさくさイライラして不機嫌でした。




ほんま、信じられへんやろ?
ほんまやねん。

The person who insists





いくらなんでも、10分は無理やろう?

ドラえもんの「どこでもドア」じゃあるまいし。

ウチは、これは「お嬢育ちの弊害」やと思てます。




8.夜中に、泣いとった!



このような「ミーのおばあちゃん」からの「理不尽なイライラ」をぶつけられて、




春ちゃんは、
夜中にこっそりと
泣いてました。

Crying person


ウチ、トイレに行くときに、よう目撃してました。


今から思うと、ホンマに可愛そうやったです。




もちろん、当時のウチは幼すぎて、


なぜ春ちゃんが泣いているのか、ちっとも理解できてませんでした。



おかあさ~~ん!
お腹が痛いの?






なんて、たずねていたような気がします。



今では、いろいろと知識や知恵がついので。めったくそ分かります。



そやから、こっそりと、ここで言うときます!




「ミーのおばあちゃん」の
ばかやろ~~~~!

ウチのお母ちゃんを

よくも
いじめてくれたな!

Angry bear


たしかに「お小遣い」をぎょうさん貰っていたけどな・・・。


・・・・・・。

・・・・・。

う~~~~~ん。

迷うけど・・・。

それとこれとは、別の話や。

やっぱり、いじめたらアカン・・・。



9.でも、最近なあ・・・ふう!




でも、最近ね、



最近の春ちゃんがね…


この「ミーのおばあちゃん」に

負けず劣らず



めっさくそ「イラチ」に
なってきたんです。



いや、すでに超えとるかもしれません!

なんや、ものごっつい突き抜けとう時が
ありますさかい。

(宇宙まで)





この前も、たった「5分」が待てなくて、感情を露わにして大騒ぎしました。


そいも、めったくそ大声出して…。




たった「5分」が待たれへんのです。

たった「5分」が・・・

神さま、どうか、このウチを助けてください。


Person in distress




10.というわけで、恒例のお風呂タイムです



このように、「ミーのおばあちゃん」とタメを張れるぐらい「イラチ」になっちまった春ちゃんにも、



恒例のお風呂タイムが
やって来ました。



ある意味、このブログでは「定番」になりつつある「お風呂タイム」での出来事です。




ある日のことです。



春ちゃんが、気持ち良さげに湯船に入っている頃合いを見計らって、




いろいろと「イラチの症状」がひどくなってきている春ちゃんに向かって、



ウチは次のように言ってみたんです。はい。


なあ、おかあさん

なに?



ミーのおばあちゃんのこと覚えとう?



ああ、ミーのおばあちゃん?

そうそう。



忘れへんわあ。

よう怒られたもの



そうやったなあ

お母さん

苦労してたなあ



あの、おばあちゃん

たった「10分」が、待てなくてなあ…

たった「10分」やで。



何度も何度も

怒られて

お母さん泣いたわ



そうやったなあ

大変やったなあ



そやけどな

そういう、お母さんがな

たった今

たった今やで



「5分」が、待たれへん言うて

イライラしとうのやで!



さっきも、ウチを

めっさ、なじったんやで?



今のお母さんも

たった「5分」が

待たれへんようになっとうよ。



・・・・・。



こんなことを話しましたら、



11.ウチはビックリした



ウチはビックリしました。


春ちゃんから「意外な返事」が返ってきました。


ホンマやな。

お母さん、

ミーのおばあちゃんと

同じや。




あんなに

嫌がっとったのにな…




「血」もつながってないのに。

なんで?

似るんやろう?

嫌やな。




ふーーー。



ミーのおばあちゃんも

お母さんと一緒やな。

きっと。

「認知症」になっとたんやな。




なんや…

認知症になったらな、

待てなくなるんやって。




お母さん、アカンなぁ

あの頃は、絶対に

似たらアカンと

思っていたのに




歳をとると

嫌やなあ。

やっかいな病気になったわ。




お母さん

気をつけるわ。




どれもこれも、ウチの想像を超える言葉で、ほんまにビックリしました。



12.劇的な効果を肌で感じました!



ウチは、このとき、



「認知症の冊子」の劇的効果
肌で感じました!




今まで、自分の内側だけを見て、不安や焦りやイライラをどんどん募らせていた春ちゃんが、


たしかに「今この瞬間」だけかもしれませんが、



ですが、自分を外側から客観的に見て、自分自身を冷静に判断しているのです。






ほんまに、「ウチの自慢の母」です。






13.そやけどな…



そやけど、やっぱり「ウチの母は、いとわろし」なのです。



続けざまに、こんなことも言いよりました。




そやけどな

はな…

うん。

なに?



お母さんは、

ミーのおばあちゃんと

「血」は、つながってないけどな



お前は、

「血」が、つながっとうで

・・・・・。



お前の身体には。



ミーのおばあちゃんと

同じ「血」が流れとうからな



はなも

そのうち、

必ず!

イラチになるで

必ず!って

必ずって、



なんなん?

ちょっと、むかつくで



wwwww。




!!!!!!!

A person who hits the tongue





あ~~~~~~^!

こういうところが「いとわろし」なんじゃい~~~~!




ウチは、

  • 優しくて
  • おしとやかで
  • ものごっつい美人

やったらしい「ウチのホンマのお祖母ちゃん」に似たい!です。


う~~~~~~!





最後に、

「ミーのおばあちゃん」へ


ホンマにごめんなさい。

なんや、悪口みたいになってしまったかもしれへん。


ウチ、おばあちゃんが、

スイカを冷やして待っててくれたことや

ウチのいたずらを見て見んふりしてくれていたことも、

ちゃんと覚えている。

そやから、ありがとおうね。

ウチに素っ気なかったのも、なんか別に理由があったのかもしれへん。

別に、わからんへんでも、ええことかもしれへんけど。



ウチ、ちゃんと親孝行します。


そやから、草葉の陰から、ウチのこと応援しとってな。

ほんで、近いうちにまた、お花を供えにいくな。













こんにちは。

数多くあるブログから見つけてくださって、どうもありがとうございます。

このブログは、はる(春)ちゃん(母:認知症)とウチ(私)の何気ない日々の暮らしを綴ったものです。

くすっと笑えたこと、困ったこと、ビックリしたことなどを綴っています。

懲りずに、毎回投稿してます。

よろしかったら、また、遊びにいらしてください。

ウチは、ものごっつい元気が出ます。