今年の正月の憂うつは、これやった！（認知症の母と娘の暮らし）

お正月から…憂うつだったこと！

こんにちは。

数多くあるブログから見つけてくださって、どうもありがとうございます。

このブログは、はる（春）ちゃん（母：認知症）とウチ（私）の何気ない日々の暮らしを綴ったものです。

くすっと笑えたこと、困ったこと、ビックリしたことなどを綴っています。

１．正月から…でっか？

そうなんです。

今年（２０２２年）は、正月からものごっつい憂うつでした。

２．憂うつになったものとは、
何じゃらほい？

これです！

餅！

なんで、お餅やと言うとですね…

またまた、話せば長いですけど…

ウチの話を聞いてくれます？

３．この頃、めちゃ早食い

実は、この頃の春ちゃん、めっちゃくそ食べるのが早いのです。

えっつ？　
もう食べたんかい？

早ないか？

さっき、お茶碗にご飯をよそったで？

なんで、そないに早いねん？
どっ、どないしてん。

という感じです。

４．そやから、ちっと観察してみた

ほんで、あまりにも不思議なので、

春ちゃんの食べ方を、ちっと観察してみました。

５．ほしたら…　なっ、なんと！

そしたらね。

なっつ、なんと！

春ちゃんは、ご飯やおかずを丸呑みしとりました。

そいも「大食いのフードファイターさん」のように…

ぎょっへ～～～！！

口に含んで、２，３回かんだら
もう飲み込んどる！

あかんのとちゃうか？

恐ろし過ぎる…

６．拙者、不覚じゃった！

春ちゃんの「豪快な丸呑み」を目の当たりにして、

次第に「自分の不覚さ」に気づきました。

ウチ、
餅を買ってしまった！

アカンがな…
喉に詰まらせるやん？

いや、その前に今この瞬間も、ヤバいのとちゃうかいな？

７．うわ～～！どないしよ？
どないしたらええの？

動揺を隠せないウチは、平静さを取り繕うのに、ホンマに苦労しました。

（そんな…大げさな…）

そやけどやな…
とりあえず、今は正月や！

お客さんも来はる…

餅がないでは
済まされないのと
ちゃう？

このときほど、

これほど正月における「餅の存在意義」を意識したことは、後にも先にもありません。

多分、これが最初で最後やと思います。

ほんまに、餅は「日本の文化を象徴するもの」やね…

８．そこで、秘策を練り出した！

「餅の存在意義」の再認識の話はさておきですが…

「春ちゃんが餅を丸呑みする」のを阻止するために、秘策を練り出しました。

それが、これです。

「春ちゃんと約束」

です。

そんなもん、アカンと思いつつも…。

そんなもん、ムダやと思いつつも…。

そんなもん、右から左へ流れるに決まってる…。

すべて承知の上で…

お母さん。

お餅を食べる時は、

ウチと一緒に食べようね。
喉に詰まったら、危ないし

すぐに分かるから…

そしたら、春ちゃんはものすごい上機嫌で、次のように返事しました。

うん！そうやね。

私、お年寄りやから！

こんな都合のいい時だけ、自分を「お年寄り」にカテゴライズする春ちゃんです。

ほんまに調子ええで…。

（普段は、年寄り扱いするな！プンプン！やけどな…）

９．そやけどな…
やっぱりアカンかった…

そやけどです。やっぱりアカンかったです。

約束したこの時点で、時すでに遅しやったのです。

春ちゃんは、この約束をあっさりと反故（ほご：約束をなかったことにする）にしやがった。

想定内やったけどな、
それ以上の展開に

ウチの心は、

ついに折れた…

１０．丸もち、すでに完食しとった

ウチが気づいた時には、

まだ正月前やというのに…

もうすでに、春ちゃんは１キロ入りの「丸もち」を完食してました。

ほんまに、いつの間に…

正月も来てへんのに…

食べとってん…

これとおなじやつ…

２袋買ったうちの１袋を完食でっせ。
それも正月前にな…

１１．おまけに
角餅にも、手をつけとった（半分）

さらに悪い事に、角餅にも手をつけとりました。

ほんでこれ…

見つけてた時には、半分食べとってん。

１２．しかし、ここは感情を隠すのが秘訣

う～～～む。

この事態を発見して、ウチは思案しました。

しかしここは、感情的になってはならないことだけは分かりました。

だって、次から、
全部隠して食べるようになるもんね…

それにやね…
正月早々から

がっつり感情的になるのって、
「どうよ？」
てな、話やねん。

というわけで、正月三が日は、素知らぬ顔をしてやり過ごしました。

１３．真夜中に決行！

そして、お正月のご馳走三昧で、お腹いっぱいになったみんなが、

熟睡した日の真夜中（そいも丑三つ時）に、

ウチは決行したりました！

冷蔵庫から、

春ちゃんが大事に隠し持っている「餅のパック」をやね、

全部、没収したった！

１４．もちろん！
翌朝、しらばっくれたで…

翌朝、ごそごそと餅を探している春ちゃんを尻目に、

もちろん、ウチは始終しらばっくれてました。

んあ？　なんやの？

敵（春ちゃん）も、ウチに隠れてコソコソ食べてた手前、面と向かて「お餅がないけど…　知らへん？？」などとおくびにも出しません。

お互いにそ知らぬふりを続けました。

１５．もしもの時も、シミュレーション済み

そやけど…

万が一、春ちゃんがお餅のことを話題に出したら、

どのように答えるかは、あらかじめシミュレーションしときました。

これです。

正月に帰って来た弟に
全部渡した！

そいも、ドラミングして

（少々、脅しをかけてやな）

答えるつもりやで！

平然と答えてやるで…

まかせとけ！

１６．このように
笑って話してるけど…

このように、笑っていますが…

ウチがいないところで、春ちゃんがお餅をのどの詰まらせたら！！！！

と思うと非常に怖いです。

そやから、食べ物には気をつけなあかんと思うわけです。

正月を機にえらい問題に気づきました。

ウチは、これからは細かく切らなあかんと思ってます。

　

ここに、

念のため、医師会の「喉を詰まらせたときの蘇生法」のリンクを貼っておきます。

救急蘇生法（一度見て欲しいです）

丸呑みするお年寄り（限定）とお餅の問題は、

ほんまに「由々しき問題や」と思います。