「焼きいも」事件(認知症の母と娘の暮らし)


「焼きいも」事件



こんにちは!

今回のお話は、打って変って(?)「焼きいも」にまつわるお話です。


それでは、ご覧ください!





1.親切なご近所さん



春ちゃんとウチには、とても親切にして下さるありがたい「ご近所さん」がいます。


もう、20年ぐらいのお付き合いになります。


きっかけは、以前飼っていた「コロ(愛犬)」つながりです。


コロ(愛犬)と一緒に「同じ道」を何度も何度も散歩をしていると、


  1. 顔見知りになり・・・
  2. 挨拶するようになり・・・
  3. お話するようになり・・・
  4. お土産を頂いたり、差し上げたりするようになり・・・・

としているうちに、どんどん親しくなってきました。


2.家庭菜園をされている


この親切な「ご近所さん」は、ご自宅の近くに畑を借りて、なんと「家庭菜園」をされています。


もちろん!


作っておられる「お野菜」は、どれもプロ級です。



ものすごーく美味しくて、ウチなどは毎回「ほっぺ」をずり落としています。


someone who says it's delicious




3.ほんで、この度、頂いたのが!



ほんでです!!!


この度、頂戴したのが、

なんと、なんと、とても大きな「焼きいも」なんです!はい。



ほんで、
これが「本物」ですねーん!

person who is impressed


4.何が、「本物」かというと!



何を指して、
「本物だ!」と断言する

かと言うと!

appealing person




この「焼きいも」は、落ち葉などを集めて作った


「正真正銘のたき火」の中で焼かれた「さつまいも」



なんです。



すごいでっしゃろ?

baked sweet potato


ちなみに、「別にどっちでもいい情報」なんですが・・・



実は、ウチは生まれてこの方、「たき火」で焼いた「焼きいも」というものを、一度も食べたことがないのです。




これは、マジで本当ですねん

自然と触れ合う機会が
多かったのですが…

全く経験せずに
育ってしまいました。


5.初めてのお味は・・・!



生まれて初めての「たき火の焼きいも」は、それはそれはめちゃくちゃ美味しかったです。



じっくりと焼くことで甘みが増し、さつまいもをくるんだ新聞紙がほどよく水分をとるので「ホクホク感」があって、最高でした。


someone who says it's delicious



6.残りは、明日に置いといた!



2本頂いたので、



まず「1本」は、春ちゃんと二人で分けて「その日」に食べて、


残りの「1本」は、「次の日」食べることにしました。




春ちゃんにも「明日一緒に食べる」ことを何度も念押して、


「明日も楽しみやねえ!」と笑いながら、その日は眠りについたんです。




たしかにな・・・・!

たしかにな!

たしかに…

したん・よ・な!





7.翌朝のこと・・・



ほんで、翌朝になりました。




もう、この時点で、

「勘の鋭いお方」は、すでにお察しのことと存じます。



そうですねん・・・。

春ちゃん・・・
また、やりよりました。




8.どこにも、あらへんのじゃ!




その日に限って、めずらしく気持ちよく目覚めたウチは、


前日の「焼きいも」を思い出し、上機嫌で1階へ降りて行きました。



ほんで、「焼きいも」を探そうとしたら・・・。




どっこにも、あらへんのです。

前日の晩に、

このウチが、

たしかに、

置いたところに

あらへんのです!


イモがないんじゃ!


「焼きいも」が
忽然(こつぜん)と消えました!




ひゃ、やきいもが!あれへん?
なんで、なんでなん?

surprised person


どこに行ってん?

person investigating

はて、はて、はて、
これは、どういうこっちゃ??



9.証拠がてんてん…!



ですが!


「焼きいも」が消えた「台所の床」には、


あきらかに「春ちゃんが食っちまった!」という「証拠」とおぼしきものが、てんてんとついてました。



つまりです。


「焼きいも」の「皮」が落ちまくっていたのです。





10.はっ、は、はーん! 犯人は・・・!




やはりな、

ほし(犯人)は、
春ちゃんか!

person who doubts



というより、春ちゃんしか、おらへんやろう?



ウチは、自室で「ぐーぐー寝ている春ちゃん」を起してやりました!




イモしらへん?


昨日の「焼きいも」が
あらへんのよ??


11.以下、春ちゃんとの会話



二度寝(やろうと思う・・・)を起された春ちゃんは、



大丈夫や!

ちっ、ちゃんと!

「はなの分」は残してる!

むにゃむにゃ・・・。

さよか・・・

・・・・。



しかし、春ちゃんが「置いた」というところには、ないのです。


その周辺をくまなく(?)探したのですが、やはりありません。




はーーーーーー?

ぅんなもん、ないぞ!

surprised person

どこ、いってん?

イモが、
勝手に歩くんかい?



また、ウチは春ちゃんのところに戻り、再度聞きましてん。

どこ?

どこ?

どこにあるん?

ちゃんと残したって!

大丈夫や。




さらに、春ちゃんは、次のようなことも言い放ちました。




あんな大きいのん、お母さん一人じゃ食べられへんもん。

grandmother


どっかに、絶対にあるはずやでえ!



春ちゃんや、

ほしたら、あるやろう・・・?

ないのは、なんでやねん?


「焼きいも」を「残す夢」を見とったんか?





12.ちきしょー! 食べやがった!




やっぱり、ちきしょーっ!です。



春ちゃんは、ちゃっかりと食べとりました。

イモだけに、そ「いも」全部!


13.へっつ? そんなこと言う?



誰が見てもです。



「春ちゃんが食っちまった」ことが明々白々やのにです。




悪びれもなく、いけいけしゃーしゃーと「こんなこと」も、言いよりましてん。





14.どんなこと?




はい、こんなことです。






あれ? おかしいな?


捨てたんかな?

grandmother







はあーーーーーー?
なんだとぉ? 



この世に及んで、そんなこと言うんかーい?


「捨てたんかな?」やと??


「捨てたんかな?」やと??


「捨てたんかな?」やとーー!



自分で食べへんと「捨てる」ってか?


はあー? あほちゃう?




どこの「食いしん坊」が、

そんな「奇特」なことをするねん?



うんなもん、捨てるわけねーだろ?



この、おたんこなす!




もうね、開いた口がふさがらへんかったです。


優しい春ちゃんは「夢の中」で残してくれていたようです。ほんまに、もう・・・。




こんにちは。

数多くあるブログから見つけてくださって、どうもありがとうございます。

このブログは、はる(春)ちゃん(母:認知症)とウチ(私)の何気ない日々の暮らしを綴ったものです。

くすっと笑えたこと、困ったこと、ビックリしたことなどを綴っています。

懲りずに、毎回投稿してます。

よろしかったら、また、遊びにいらしてください。

ウチは、ものごっつい元気が出ます。