レバー事件(認知症の母と娘の暮らし)

そうなるんかいな?



今回も、「他愛もない事件」についてのお話です。


言いたくないけど・・・何の役にも立たないお話です。(ちくしょう・・・やで)



そやけど、今、あなた様がお時間に余裕がおありで、かつ「広きお心」をお持ちでらっしゃいましたら、どうか読んでやってください。



うちは、まじくそにまああ、下品なお言葉だこと)喜びます。


Frozen person



1.ウチは、もともと血圧が低いのです



まず最初に「だから何?」という情報をお伝えします。



ウチは、今、ものごっつい健康です。

(そら、そうやろう)
(まじ、どうでもええ情報)



実は、ものごっつい健康やと思うんですが、人よりもちょっとばかし血圧が低いんです。


人からは、「そんな血圧で、べっちょうないのか?(訳:別条ないのかい?)」と言われるほどです。


なのですが、運動能力はええほう(あくまでも「自己評価」)ですし、朝から「がっつりご機嫌」に起きられています。



だからですよ。


このように今のところ、難なく健康維持できているので、自分の血圧が低いのは「生まれつき」や考えております。


2.やけど・・・春ちゃんは気にする



そやけどです。

春ちゃんは、違います。


昔から「ウチの低血圧」をものごっつい気にしてます。


3.レバーばっぁかし食わせる



なもんで、小さい頃から「レバーの甘辛煮」ばっかり、ウチに食べさせます。



気がつくと、いつも「レバーの甘辛煮」が食卓に上がってました(今から思うと、何ともありがたい話です)。



ウチが思うに、どうやら春ちゃんは

  • 低血圧
  • 貧血

とを、ごちゃごちゃにしていたのだと思うのです。

(まあ、症状が似とうからね、しゃあないけど・・・)



たしかに、女性には特有の「月のもの」があるので感謝は感謝です。


おかげ様で、ウチは貧血にならずに過ごしてきました。


4.一昨日、冷凍室から出てきた!



さて、話はガラリと変わりますが・・・


一昨日(おとつい)、冷凍庫の中をごそごそしてたら、


かっちん、こっちんに
凍った
鳥さんのレバー

が出てきました。



日付を見たら、約1年前のやつです。


(こんなん、大丈夫かいな?)
(ほかした(捨てる)方がええのかなあ?)


と悩んでいたところ、


凍ったレバーを、たまたま目にした春ちゃんが次のように言ったんです。




お母さん、
レバーの甘辛煮を作るわ!




えっ?
作ってくれるの?





なんせ「約1年前」のやつなので、ちょっと不安がよりぎましたが、


どうせ、ウチが食べるんやし、ええかぁ?


というノリで、この「不安」を黙殺することにしました。



ホンマは、春ちゃんがその気になってくれたことの方が嬉しくて、


不安」なんて、どこかへすっ飛んだのが「真実」に近いです。はい。




ウチは
ぶち感激したとです



この春ちゃんの声を聞いて、

誰からも忘れ去られ、捨てられる運命だった「レバー」さんも、さぞかし嬉しかったやろうと思います。


(分からんけどな・・・多分な・・・)
(ウチは、「レバーそのもの」と違うからな・・・)




5.帰宅したら、そらもうめっさええ匂いやった



その日の午後、外での用事をいろいろと済ませて、



帰宅したウチを出迎えたのは、



ものすごくええ匂い
Relieved person


でした。



レバーの甘辛煮の「お醤油と砂糖の甘くて辛い匂い」です。


疲れなどがいっぺんに吹っ飛んで、ウチは「幸せの境地」へ導かれて行きました。






もちろん、ばっちりコロナ対策(着替え・手洗い・うがいなど)を施して、匂いに誘われるまま、キッチンへと向かったので安心してください。




さそわれる。
さそわれるで・・・
たまらん・・・



6.そら、至福のお味ですわ




春ちゃんに勧めるままに一口食べたら、そらもう、ものごっつい美味しいかったです。





春ちゃんの久しぶりの「レバーの甘辛煮」は、とにもかくにも「至福の味」そのものでした。





これや、これや!
ウチが求めていたのは、
「この味」やあ~~~~~!


と叫んだった!




子供の頃から「慣れ親しんだ味」に、ウチは心からほっこりしました。



7.そやけどな・・・えらい少ないねん



そやけどです。

不思議なんですが、なんや・・・・



量が、
量が、
量が、

量がな
レバーの量がな


ものごっつ~い、少ないんですわ。


いや、少ないという「レベル」と違いますねん。



ウチが食べた1個を入れ直してもな、お皿にたった5個」しかあらへんのです。



ここは、いつから
高級料理店になってん?



という「レべル」です…


8.でも、なんで?



でも、なんで?



お母さん?
レバーの甘辛煮って、
これだけ?



余りにも少ないので、ウチは、春ちゃんに念のため聞きました。




うん、そうやで!

Grandma who answers bluntly


と春ちゃんは悪びれず、にこやかに答えました。



あれ?
冷凍のレバー

あんなにあったやん?

あれ?
おっ、おかしいんとちゃう?



9.えっつ、えええええ~~~~! 



ほんなら、春ちゃん、次のように 白状 しました。



  • 久しぶりの「レバーの甘辛煮」だったもんで、ついつい不安になって味見をしてしまった
  • 気がついたら、いつの間にかなくなっとった


ということらしいです。



味見しまくとったら、
いつの間にか
なくなっとったぁ!
だとぉ?

People who are suspicious


って、



えっ。それって
「味見」って言うんかい?

Surprised person



それって
「つまみ食い」ちゃうんかい?

People who are tongue-in-cheek




料理の大半を食べてしまう
「味見」なんて、
聞いたことがないで。

Those who are disappointed




まあこんなもんですわ。



つまりですよ。



春ちゃんは、自分で料理したレバーの甘辛煮が、あまりにも美味しかったもんだから、


「自分で平らげたった」というお話 ですねん。



せやけど・・・、春ちゃん、お腹壊さへんかったらええけどな・・・・。



10.さらに続きがあるねん!



この後、さらに続きがあるんです。



結局、その日はですね。


「お母さんも、食べてもええかな?」な~んて言って、器にあった4個とも全部ですよ、


春ちゃんが食べました。



(びっくりするやろう? これ、ホンマの話やねん・・・)



(悲しいことに、この頃の春ちゃんは「食欲のコントロール」ができなくなっている節があるんです。はい。)





そやからな、

この日な、結局、

ウチな…。

部屋中に充満している

甘辛い匂いだけで「白米」を食べてんで。


ぽう、同情してくれてもええんやで。

くすん。

Crying person







というわけで、

毎日、楽しく生きてます。
この日々がずっと続けばええのに・・・・。





こんにちは。

数多くあるブログから見つけてくださって、どうもありがとうございます。

このブログは、はる(春)ちゃん(母:認知症)とウチ(私)の何気ない日々の暮らしを綴ったものです。

くすっと笑えたこと、困ったこと、ビックリしたことなどを綴っています。

懲りずに、毎回投稿してます。

よろしかったら、また、遊びにいらしてください。

ウチは、ものごっつい元気が出ます。